1STガンダム、ゼータ、ダブルゼータ、逆襲のシャアと立て続けに観て、 今このコラムを書きながらこれを観てます。 絵は抜群にきれいだし、物語はオチャラケほとんどなしで、 いっそ重いとさえ思えるほどシリアスな展開。 モビルスーツ戦もさることながら、人物描写を主眼においた このストーリー展開は、ある意味では福井晴敏的な人間ドラマを彷彿とさせる。 ガンダムシリーズ自体が、年間経済効果数百億とも言われる超巨大マーケットに成長したのも、 アムロやシャアといった魅力あふれるキャラクター達が織り成す 人間ドラマがあったからこそであり、この作品もそうしたガンダムのヒット要素を うまくつかんだ上で描かれているというのが、ひしひしと感じられる。 絵柄の好みによって、ガンダムファンの人にはかなり好き嫌いが別れるらしいですが、 なかなかどうして、いい物語です。 本編もいいですが、あの次回予告のナレーションが、 これまた「次も観たい!」って思わせてくれる感じで、最近ハマリ気味です。 観たのはまだPHASE20あたりまでだから、まだまだじっくり楽しめそうだ。 文句があるとすれば、レンタルしたビデオ屋さんのDVDが2本も傷モノで、ノイズだらけだったこと。 まあ、その分は無料券と交換してもらって、他店で借りたからいいけどね。 |